■「同じ釜の飯を食う」という言葉は
今の時代だからこそ、
改めて大事になっている気がしています。
仕事をしていても、
Xやnoteで発信をしていても、
人との関係はとても重要です。
しかし、
人との関係を作ろうとするときに
ついつい「何を話すか」とか
「何を教えるか」とか
「どう見せるか」ということを
考えてしまいがちです。
もちろん、
それらも大事なのですが、
それよりも先に
「同じ時間を過ごす」
ということが
人との関係を作る上では
とても大事なのではないかと
最近改めて思っています。
■「同じ釜の飯を食う」
という言葉があります。
昔は、
同じ家や同じ職場などで
生活をともにして
同じ釜で炊いたご飯を
一緒に食べることから、
苦楽をともにした
親しい仲間のことを
「同じ釜の飯を食った仲間」
などと言っていました。
私はこの言葉を考えるときに、
重要なのは「飯」そのものではなく、
「同じ時間」
「同じ場所」
「同じ経験」
を共有することなのではないかと
思っています。
■例えば、
仕事でも
一緒に大変な仕事をした人とは
その後も不思議と話しやすかったりします。
締切ギリギリまで
一緒に資料を作ったり、
トラブルが起きたときに
一緒に対応したり、
思うようにいかなかった仕事を
一緒に振り返ったりする。
こういう経験は、
単に会議を何回もしたということとは
少し違います。
一緒に何かを経験したという
「共通の記憶」が残るのです。
そして、
この共通の記憶が
人と人との距離を少しずつ
縮めていくのだと思っています。
■私は、
人との信頼関係というものは
何か特別なことを
一回すればできるものではなく、
小さな出来事を
何度も共有することで
徐々に作られていくものだと
考えています。
これは以前から伝えている
「信用の糸を束ねて、
信頼の布にしていく」
という考え方にも近いです。
一緒に仕事をする。
一緒に考える。
一緒に困る。
一緒に笑う。
ときには、
一緒にご飯を食べる。
こうした一つひとつの経験が
一本一本の糸になって、
人との関係が
作られていくのではないでしょうか。
■そして、
これはXやnoteなどで
発信をしている人にも
同じことが言えると思っています。
発信というと、
どうしても
「有益なことを書こう」
「すごいことを書こう」
「専門性を見せよう」
と考えがちです。
もちろん、
それも大切です。
しかし、
人が長く発信を読んでくれる理由は
情報だけではないと
私は思っています。
「この人の考え方を
ずっと見てきた」
「この人が悩んでいる時期も
知っている」
「挑戦しているところを
ずっと見ている」
というように、
読者も発信者と
ある意味で
「同じ時間を過ごしている」
のです。
■そう考えると、
毎日の発信も
インターネット上で
「同じ釜の飯を食う」
ということに
少し似ているかもしれません。
毎日少しずつ
自分が考えていることを書く。
上手くいったことだけではなく、
上手くいかなかったことや
迷っていることも書く。
そして、
また次の日も
その続きを書く。
そうすると、
単なる「情報を発信している人」から
「一緒に時間を過ごしている人」
に少しずつ変わっていくのです。
■もちろん、
だからといって
何でもかんでも
自分のことを書けばよい
というわけではありません。
大切なのは、
自分が何を考え、
何に取り組み、
そこから何を感じたのかを
自分の言葉で
少しずつ伝えていくことだと思います。
発信というものは、
一回の記事で
人との関係を作るというより、
何十回、
何百回という発信を通して
少しずつ関係を
作っていくものなのです。
■ビジネスでも発信でも、
人との関係を
早く作ろうとすると
ついつい結果を
急いでしまいます。
しかし、
「同じ釜の飯を食う」という言葉が
教えてくれるのは、
信頼にはある程度
「一緒に過ごした時間」が
必要だということなのかもしれません。
同じ仕事をする。
同じ問題を考える。
同じ場所に行く。
同じテーマについて
何度も発信する。
そうやって、
相手と共有するものを
少しずつ増やしていく。
■なので、
私はこれからも
発信を通して、
読んでいただいている方と
同じことを考えたり、
同じテーマについて
何度も話したりしながら、
少しずつ
「同じ釜の飯を食うような関係」
を作っていければと
思っています。
人との関係は、
一気に作るものではなく、
一緒に過ごした時間の中で
少しずつ作られていくものです。
今日も読んでいただき
ありがとうございます。
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【まとめ】
■「同じ釜の飯を食う」とは、
同じ食事をすること以上に
「同じ時間・場所・経験」を
共有することだと考えられる。
■人との信頼関係は、
一度の大きな出来事ではなく
小さな経験の積み重ねで作られる。
■仕事では、
一緒に考える、一緒に困る、
一緒に乗り越える経験が
共通の記憶になる。
■Xやnoteの発信も、
読者と長い時間を共有するという意味では
「同じ釜の飯を食う」ことに似ている。
■人との関係を急いで作ろうとせず、
共有する時間と経験を
少しずつ増やしていくことが重要。
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