Produced by 話す書く考える工房

英語

「make」力の研究

■今日は、

英語の「make」という言葉について
考えてみたいと思います。

英語を勉強したことがある人なら、

make=「作る」

と覚えている方が
多いのではないでしょうか。

例えば、

I made a cake.
「私はケーキを作りました」

という使い方です。

確かにmakeの基本的な意味は
「作る」なのですが、

実際の英語では、

単純に何かを作るだけではなく
色々な意味で使われています。

■例えば、

You make me happy.
「あなたは私を幸せにしてくれます」

という文章があります。

この場合は、

何か形のあるものを
作っているわけではありません。

相手の状態を

「幸せな状態にする」

という意味でmakeが
使われています。

また、

We made it!
「やった!/やり遂げた!」

という表現もあります。

これも何かを「作った」
という意味ではありません。

■このように考えると、

makeという言葉の根っこには、

単純な「作る」よりも、

「何かに働きかけて、
新しいものや状態を作り出す」

というイメージがあるように思います。

そこで今回は、

英語のmakeが持っている意味を
人生や仕事にもつながるように

「make力」

として5つに分けて
考えてみたいと思います。

私が考える5つは、

①make=「作る力」
②make=「生み出す力」
③make=「変える力」
④make=「させる力」
⑤make=「実現する力」

です。

一つずつ考えていきます。

■①make=「作る力」

まず一つ目は、

一番基本的な

make=「作る力」

です。

例えば、

She made dinner for her family.
「彼女は家族のために夕食を作りました」

という使い方があります。

料理を作る。

資料を作る。

商品を作る。

仕組みを作る。

文章を作る。

このように、

人は日々色々なものを
「make」しています。

■私は、

この「作る」という行為は、

人生をより良くしていくうえでも
とても重要だと思っています。

なぜなら、

何かを変えたいのであれば、

今までなかったものを
自分で作る必要があるからです。

例えば、

時間がないのであれば
時間を作る。

人とのつながりが欲しければ
人と出会う機会を作る。

考える習慣を身に着けたければ
考える時間を作る。

発信したいのであれば
文章を書く時間を作る。

■もちろん、

「ないもの」を嘆くことも
できると思います。

しかし、

「ない」で終わるのではなく、

「だったら作れないだろうか?」

と考えてみる。

この発想が、

make=「作る力」

なのだと思います。

■②make=「生み出す力」

2つ目は、

make=「生み出す力」

です。

例えば、

The company made a profit.
「その会社は利益を上げました」

という表現があります。

利益というものを
工作するわけではありませんが、

行動した結果として
利益を「生み出した」ので、

makeが使われています。

■ここが、

makeという言葉の
面白いところだと思っています。

何かを作るというと、

どうしても形のあるものを
想像してしまいます。

しかし、

私たちが仕事や人生で
生み出しているものの多くは、

実際には目に見えません。

信用を生み出す。

価値を生み出す。

アイデアを生み出す。

機会を生み出す。

人とのつながりを生み出す。

そして、

誰かが行動する
きっかけを生み出す。

■例えば、

Xやnoteで文章を書くことも
一つのmakeだと思います。

投稿そのものを
「作っている」だけではありません。

その投稿によって、

誰かが考えるきっかけが
生まれるかもしれません。

誰かとの会話が
生まれるかもしれません。

新しいつながりが
生まれるかもしれません。

つまり、

何かを作るという行動の先には、

「何を生み出したのか」

という結果があります。

だから私は、

「何を作るか」だけではなく

「それによって何を生み出したいか」

まで考えることが
大切なのだと思っています。

■③make=「変える力」

3つ目は、

make=「変える力」

です。

例えば、

You make me happy.
「あなたは私を幸せにしてくれます」

という文章があります。

この場合、

「私」という人間そのものを
作っているわけではありません。

私の状態を、

「幸せな状態へ変えている」

ということです。

また、

This experience made me stronger.
「この経験が私を強くしてくれました」

という言い方もできます。

■私は、

このmakeの使い方が
とても好きです。

なぜなら、

人生を変えるということも

結局は、

今の状態から
別の状態を「make」すること

だと思うからです。

話すのが苦手だった人が
少し話せるようになる。

書く習慣がなかった人が
毎日書くようになる。

考えることが苦手だった人が
自分で問いを立てるようになる。

これはすべて、

今の自分を否定して
別人になるというより、

「今の自分から新しい状態を作る」

ことだと思っています。

■そして、

大きく変える必要もありません。

昨日より5分早く起きた。

昨日より一つ多く書いた。

昨日より一回多く
誰かに質問した。

それも小さなmakeです。

小さな状態変化を
何度も作っていく。

その積み重ねが、

大きな「変える力」に
なっていくのだと思います。

■④make=「させる力」

4つ目は、

make=「させる力」

です。

英語には、

make+人+動詞

という形があります。

例えば、

The news made me think.
「そのニュースは私に考えさせました」

という文章です。

このmakeには、

相手の思考や行動に
何らかの働きかけをする

という意味があります。

■もちろん、

「人に何かをさせる」

というと、

無理やり動かすような
少し強い印象もあります。

実際、英語のmakeにも
文脈によっては

「強制的に~させる」

という意味があります。

ただ私は、

もう少し広く

「人を動かす力」

として考えると
面白いと思っています。

例えば、

人を笑わせる。

人を考えさせる。

人を安心させる。

人に行動するきっかけを与える。

これも広い意味では
makeにつながります。

■仕事でも、

自分一人でできることには
限界があります。

誰かに伝える。

誰かと話す。

誰かに問いかける。

誰かに協力してもらう。

そうやって、

自分以外の人にも
何らかの変化が起きることで、

一人では作れないものを
作れるようになります。

その意味でも、

make=「させる力」は、

人との関係の中で
何かを作るための力

と言えるのかもしれません。

■⑤make=「実現する力」

最後は、

make=「実現する力」

です。

英語には、

We made it!
「やった!/やり遂げた!」

という有名な表現があります。

また、

Let’s make it happen.
「それを実現させましょう」

という言い方もあります。

ここまでくると、

makeという言葉が

単なる「作る」ではないことが
よくわかります。

■人は、

色々なことを考えます。

「いつかこんな仕事をしたい」

「こんな活動をしてみたい」

「こんな人になりたい」

「こういう人生にしたい」

というものを
誰でも少なからず持っています。

しかし、

考えているだけでは
現実は変わりません。

そこで必要になるのが、

make=「実現する力」

だと思っています。

■私は、

夢を実現するというと

少し大きすぎるようにも
感じています。

だからこそ、

もっと小さなmakeから
始めればいいと思っています。

本を1ページ読む。

ノートを1行書く。

誰かに一通連絡する。

Xに一つ投稿する。

やりたかったことを
5分だけ始めてみる。

それだけでも、

頭の中にしかなかったものが
現実の世界に少しだけ出てきます。

つまり、

「考えていることを現実側に動かす」

ことが、

make=「実現する力」

なのだと思います。

■こうやって、

5つのmakeを並べてみると、

①作る
②生み出す
③変える
④させる
⑤実現する

という5つは、

別々のものではなく、

一つの流れとして
考えることもできます。

まず、

何かを「作る」。

作ることで
新しい価値を「生み出す」。

生み出したものによって
自分や周囲の状態を「変える」。

さらに、

誰かを考えさせたり
行動させたりする。

そして、

最初は頭の中にしかなかったことを
少しずつ「実現する」。

つまり、

「作る→生み出す→変える→
させる→実現する」

という流れです。

■前回考えた「have」は、

自分のところに
何かがあるというところから

考えを広げることができました。

それに対してmakeは、

自分から外に向かって
働きかけていくイメージが

強い言葉なのだと思います。

haveしている知識。

haveしている経験。

haveしている能力。

haveしている人とのつながり。

それらを使って、

今度は何をmakeするのか。

そう考えると、

「have」と「make」は
つながっている

とも考えられます。

■自分が持っているものを知り、

それを使って何かを作る。

何かを作ることで
新しい価値を生み出す。

その価値によって
自分や誰かを変えていく。

そして、

頭の中にあったことを
少しずつ現実にしていく。

人生をより良くしていくことも、

結局はこの小さなmakeを
繰り返していくことなのかもしれません。

今日も読んでいただき
ありがとうございます。

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【まとめ】

■makeには「作る」だけではなく、
 色々な意味がある。

■make=「作る力」
 ないものを嘆くのではなく、
 「だったら作れないか」と考える。

■make=「生み出す力」
 作ったものから価値や機会、
 つながりなどを生み出していく。

■make=「変える力」
 今の状態から新しい状態を
 少しずつ作っていく。

■make=「させる力」
 人を考えさせたり、笑わせたり、
 行動するきっかけを作ったりする。

■make=「実現する力」
 頭の中にある考えを、
 小さな行動によって現実にしていく。

■「作る→生み出す→変える→
 させる→実現する」という
 makeの流れを繰り返すことが、
 人生をより良くしていくことにつながる。

■自分が「have」しているものを使って、
 次に何を「make」するのかを考える。
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